庭屋一如の家
禅庭を、住宅の中心に。
これ以上足す必要も
引く必要もない
静かな中心を置く。
建築は、禅庭から構成されます。
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庭は、付属ではありません。
多くの住まいでは、
建築が先にあり、庭はあとから添えられます。
私たちは、その順序を逆にします。
最初にあるのは、禅庭。
石と砂だけで成立する、削ぎ落とされた風景。
その中心をどう眺めるか。
どの距離で触れるか。
どの高さから感じるか。
そこから、建築を組み立てていきます。
禅庭を主役にするとは、どういう選択か。
禅庭は、装飾ではありません。
花の豊かさでもなく、
緑の量でもない。
石と砂という最小限の要素で、
これ以上足す必要も引く必要もない状態をつくります。
朝の光が石の影を伸ばす時間。
夕方、砂の白がやわらかく沈む時間。
動かない風景が、
空間の中心に静かに在ります。
それを地味と感じるか、
洗練と感じるか。
この住まいは、
後者の感覚を持つ方のために。
都市に、静かな重心を置く。
自然に囲まれた郊外ではなく、
あえて都市に。
高い壁に囲まれた内庭。
上空から落ちる光。
時間とともに変わる陰影。
密度の高い環境の中でこそ、
禅庭は静かな重心となります。
日常が展開しても、
中心は動きません。
作庭家との共創
禅庭を専門とする作庭家と、
構想の初期段階から共に考えます。
まず庭の構図を定める。
石の位置、
砂の余白、
視線の抜け。
その庭をどう生かすかを考え、
建築を整えていきます。
庭屋一如。

庭と建築は、ひとつの世界として成立します。
すべての人のための住まいではありません。
それでも、必要とする方がいます。
この住まいに、静かに惹かれる方
・禅庭を見て、理由は説明できなくても惹かれる方
・豪華さよりも、完成度に美しさを感じる方
・過剰な装飾に、どこか落ち着かなさを感じる方
・住まいの中心が“機能”でなくてもよいと思える方
・空間に、動かない重心があることを大切にしたい方
もしかすると、違うかもしれません
・花や緑の豊かさを主役にしたい方
・華やかな和風住宅を望む方
・広さや豪華さに価値を感じる方
・建築そのものの存在感を強く求める方
庭屋一如という考え方について
庭は付属ではなく、
建築と分かちがたい存在である。
その思想については、
こちらに記しています。
静かな中心を持つということ
禅庭を、住宅の主役に。
その発想に、
静かに共鳴する方とだけ、
住まいを形にしていきたいと考えています。
この思想の背景は
noteにて綴っています。
本プロジェクトは
ナイトウタカシ建築設計事務所による設計です。
庭屋一如の家は、
その思想から生まれた住まいのかたちです。